ゴールデンレトリバーのきぃなを家族に迎え入れた時、わが家には当時５才と４才のマルチーズの先住犬がいました。
２頭を楽しく可愛らしく育てられたのだから、大型犬が来たらもっともっと楽しい生活が待っている♪とワクワクしていました。
しかし…
わが家にやってきたのは大型犬。小型犬を育てるのとは全然違う…。
甘噛みで毎日私の手は血だらけ穴だらけ。着ている服はビリッビリに破かれて。
毎日毎日泣いて過ごしました。
そんなある日、気が付きました。
先住犬のマルチーズは、吠えても悪さしてもひょいっと抱っこすれば静止できる。でもこの子は大きいんだ。
私の言葉で制御できる子に育てなければ大変なことになる！そう気が付きました。
それが、ドッグフレンズに通おうと思ったきっかけです。

レッスンが始まって、きぃなは飛びかかりが特にひどいのでそれを直しましょうと指導されました。
声の抑揚やジェントルリーダー、ビターアップル。知らないことばかり。
たくさん褒めてしつけることも教えてもらいました。
毎日のお散歩で「いいこだね～」「かしこいね～」「できたね～」たくさんほめながら歩きました。
きっと周りの人から笑われていたかもしれません。
でも、きぃなは褒められることがうれしくて、いつの間にか落ちついたゴールデンレトリバーになってきているように思います。
そんなポイントを学ぶことができてよかったです。

きぃなはとても怖がりなので、調子よく歩いていても怖いと思えば急に止まります。
前に、大好きな家族が現れれば飛んで喜びを表します。
おとなしく見えてもとんでもない怪力で引きずられてしまうこともあります。
そんなときはＮＯ！！が出ます。
犬が好きな人ばかりではないので、きちんとＮＯ！を理解できるように躾なければならないといつも思っています。

一通りレッスンを終えて、私に少し自信がついたのか連れて行ける場所へはどこへでも一緒に行っています。
キャンプに登山にプール、今までのわが家では考えられない場所にきぃなが連れて行ってくれます。
ワンコを通しての新しい出会いもありました。
きぃなとの生活は、たくさんの新しい自分を教えてもらっています。

これは、きぃなのことではありません。私のことです…。
大型犬を飼いはじめて、３か月後にレッスンに通い始めることになりました。
この３か月の間、カミカミや飛びつき、先住犬を追い掛け回す！
きぃなの問題行動にどうすればいいか不安の塊でいっぱいで…。
不安の塊のままの私は、最初のレッスンで涙がドバーっと…（笑）
わんこのレッスンは、人間のレッスンでもあります。
わんこが暴走しそうなタイミングを事前に察知し、ストップをかけられる。
いまだに難しく、悩みながらの毎日です。
糸永先生のレッスンでは、飼い主のレッスンもたくさんしてくれます。
どうすれば悩みを解決できるのかを考えてくださいます。
先生のその温かさが私にはいつも心に残ります。

初めてドッグダンスを見たとき、「私には縁がないな。」と思いました。
自分の動きだけで精一杯なのにワンコに指示を出すこと。ギャラリーのいる緊張感。耐えられないと思いました。
そんな私がチャレンジしようと思えたのは、チームメイトに出会えたことが大きいです。
今までのレッスンを基礎に一緒に楽しむこと。それが目標です。
今度、初めての発表会があります。がんばります♪

すべてのレッスンを終えても好きな時にレッスンに参加でき、お友達ワンコと触れ合う時間が持てるのがうれしいです。
分かっていても、ついつい忘れてしまいそうなポイントを思い出したりすることができます。
先日参加したお料理教室では、きぃなよりも私が楽しんでしました。
いろんな企画をしてくださるのでメールが送られてくるのが楽しみです。